1月16日の経済ニュースと為替の動き
為替は、ほぼ昨日と同じように動き、現在は110円半ば。本日はどのような動きとなるでしょうか。
経済ニュース
- 昨年末に成立した税制改革ですが、送金すると課税がかかるようです。
アメリカ以外に本店がある銀行からアメリカの支店に対して送金すると課税がかかるような形で、増税となるようです。ロイター通信によると、2018年に5%、2019年に10%、2025年に12.5%となるようです。
先週にあった中国の米債投資の減額または停止というのも誤解と否定されてますが、このことが頭にあったのかもしれません。
上記のように増税になれば、海外による対米投資がかなり控える形になりそうです。
(ロイター通信記事:米税制改革で邦銀送金に課税、コスト増え米債投資減少の思惑) - ECBのフォワードガイダンス見直しは先送り
ECBの関係筋から来週の理事会では、フォワードガイダンスの見直しは先送りとされ、3月になる見込みだという。EU離脱の状況にあるイギリスでは、CPIが3%になりますが、EUだとまだインフレ目標は達していない模様。そのためと考えてます。 - BOCの政策金利利上げ見込み
本日発表されるカナダの政策金利ですが、25bpsを見込んでる模様。米ドル円にも影響がありそうな気がします。発表予定は、本日の0時ごろ予定。
為替の動きと為替レンジの予想
昨日の為替の動きは、日中は円安方向で動きました。111円を超えずに高値は110円98銭となりました。110円90銭台を付けたのは13時前でしたが、その後は18時ごろまでは下落。
18時過ぎてから、110円60銭~80銭付近で推移していきました。
NY市場がオープン後は、110円90銭近くまでは上昇しましたが、その後は下落。一時110円20銭台を付けました。
110円20銭を付けた後は、110円50銭に届かない程度で動きました。
15日の20銭~30銭程度下落した形で似たような動きとなったイメージがあります。
本日の為替レンジの予想は、ほぼ昨日と同じ水準で、109円80銭~111円と考えています。
アメリカは15日、休場でしたのでこれで、ドルLONGの決済が一巡した気がします。今日がさらに下がるかまたは底値で反転するかの節目だと考えていますので、今日の結果次第で、今週の相場、または1か月ぐらいのスパンのトレンドが決まるのではないかなと思っています。
経済指標
本日の経済指標です。BOCの政策金利の発表があります。
本日発表予定の経済指標
日付 | 地域 | 経済指標 | 前回の結果 |
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1/17 08:50 | 日本 | 11月機械受注 | 5.0% |
1/17 19:00 | EU | 11月建設支出 | -0.4% |
1/17 19:00 | EU | 12月消費者物価指数・確報値(前年比) | 1.4% |
1/17 23:15 | アメリカ | 12月鉱工業生産 | 0.2% |
1/17 23:15 | アメリカ | 12月設備稼働率 | 77.1% |
1/17 翌0:00 | カナダ | 政策金利発表 | 1.00% |
1/17 翌6:00 | アメリカ | 11月対米証券投資 | 232億ドル |
1月16日の経済指標の結果
日付 | 地域 | 経済指標 | 前回の結果 | 結果 |
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1/16 22:30 | アメリカ | 1月NY連銀製造業景況指数 | 18 | 17.7 |