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10月31日の為替の動きと経済指標

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為替の動き

10月31日の為替の動きは日中、一時113円を割りましたが、すぐに戻り、112円95銭~113円28銭台ぐらいレンジで推移していきました。

黒田日銀総裁の記者会見が15時30分に開かれました。発言としては、「景気の回復は緩やかに拡大している。」、「物価は下振れリスクが大きい。」、「片岡委員会は展望レポートの先行きの物価見通しの記述に反対。」、「今後も強力な金融緩和を進める。」とありました。

物価の下振れが大きいとのことで、これは欧州や北米なども似たような状況となっています。量的金融緩和については、イールドカーブコントロールを導入後、年80兆円ベースの買い入れは行っていない模様です。なのでこれを出口戦略と捉えてる人もいます。

経済指標についてもS&Pケースシラー住宅価格指数は予想より下回りましたが、ほかの10月シカゴ購買部協会景気指数、10月消費者信頼感指数は様相を上回りました。

また、アメリカ下院で税制改革法案の段階的引き下げについて、トランプ大統領からの発表があり、段階的引き下げは認めないとの話がありました。その発言を受けてドル高になりました。

ロシアの大統領選介入疑惑については、ジョージ・パパドプロス氏がどうも偽証をしていたというニュースが出ています。段々と介入しているのが濃厚となってきました。ロシア自体は介入については否定していますが、わざわざ介入してますとは言わないですよね。。普通は(笑)

さてと、最近ですが経済指標は良好で企業の決算発表も好調です。なのにある一定基準までドル高にはなりますが、それ以上ドル高にはなっていない状況です。一部バブルになってるとの声もあるので警戒はしてるのと思います。また、ドルの実効為替レートがここ最近弱くなってるのもあり、ドルが今後下落していく可能性もありますのである程度実効為替レートも参照すると良いかもしれません。

経済指標

10月31日の経済指標です。ユーロ圏も概ね悪くない状況になっており消費者物価指数はやはり予想を下回っています。GDP、失業率については予想を若干ながら上回っているみたいです。また、日本の失業率も今年に入り2.8%台で推移しており一部で3%台もありますが、ほぼ完全雇用と言える水準になってます。

また、有効求人倍率も1.53倍となり建設関係、医師や薬剤師関係が有効求人倍率5倍となっており人手不足みたいです。

日付 経済指標 結果
10/31 08:30 日本 失業率 2.8%
10/31 08:30 日本 有効求人倍率 1.53
10/31 08:50 日本 9月鉱工業生産・速報値 -1.1%
10/31 10:00 中国 10月製造業PMI 51.6
10/31 10:00 中国 10月非製造業PMI 54.3
10/31 19:00 EU 7-9月期GDP速報値(前期比) +0.6%
10/31 19:00 EU 7-9月期GDP速報値(前年比) +2.5%
10/31 19:00 EU 10月消費者物価指数 1.4%
10/31 19:00 EU 9月失業率 8.9%
10/31 21:30 アメリカ 7-9月期雇用コスト指数 +0.7%
10/31 22:00 アメリカ 8月S&P/ケースシラー住宅価格指数 +5.92%
10/31 22:45 アメリカ 10月シカゴ購買部協会景気指数 66.2
10/31 23:00 アメリカ 10月消費者信頼感指数 125.9

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