小陽線・小陰線
小陽線・小陰線は小幅な陽線となります。値動きがさほど高くないので、チャートに占める割合が大きく、短い周期でのチャート(1分や5分足)だとさらにその比率が高くなります。
また、上昇(下降)トレンド中に小陽線(小陰線)が連続して続く場合は、トレンドが終了する可能性があります。また、次のトレンドとなるための、休息期間ともいえます。
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大陽線・大陰線
実態が長い陽線・陰線を大陽線、大陰線と言います。小陽(陰)線と大陽(陰)線の違いとして定義はありませんが、見た目で大まかに区別します。大陽線(大陰線)がある場合は相場が強い状況ですが、次の足は調整が入り陰線(陽線)になりやすい状況です。
大陽線(大陰線)は複数の種類があり、上髭がなく陽線の場合は、「陽の大引坊主」。
下髭がなく陰線の場合は「陰の大引け坊主」。
下髭がなく陽線の場合は、「陽の寄付坊主」。
上髭がなく陰線の場合は、「陰の寄付坊主」
上髭、下髭がない状態を「陽の丸坊主」、「陰の丸坊主」と言ったりします。
- 陽の大引坊主
大幅高であり、強い上昇の期待感の足になります。 - 陽の寄付坊主
上昇の一服。上昇の期待感でありますが、高値を警戒してるものでもあります。高値圏で出現した場合は、注意が必要です。 - 陽の大引坊主
大幅高であり、強い上昇の期待感の足になります。陽の丸坊主と同じになります。 - 陰の大引坊主
大幅安。絶望感の足になります。また、先安観が強い足でもあります。 - 陰の寄付坊主
下落一服。安値圏では、底打ちの可能性もあり。 - 陰の丸坊主
大幅安。強い失望感の足になります。先安観が強い足でもあります。
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上影陽線・上影陰線
上髭が長い陽線・陰線ことを上影陽線、上影陰線と呼びます。値動きは上昇した後に、再度下落し、始値より上値で終わった場合は、上影陽線、下値で終わった場合に上影陰線になります。上昇から下落へと値動きが反転することを示唆しています。
下髭がなく、かつ上髭が実態より大幅に長いものをトンカチに似てることからトンカチと呼ぶことがあります。
下影陽線・下影陰線
下髭が長い陽線・陰線ことを下影陽線、下影陰線と呼びます。値動きは下落した後に、再度上昇し、始値より上値で終わった場合は、下影陽線、下値で終わった場合に下影陰線になります。下落から上昇へと値動きが反転することを示唆しています。
上髭がなくかつ下髭が実態より大幅に長いものをカラカサと呼ぶことがあります。
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寄引同事線
寄引同事線は、始値と終値が同じ値になる現象のことになります。それ以外としては、髭の長さや状態により呼び方があり、特徴があります。
寄引同事線も大陽(陰)線と同じようにいくつか種類があります。
上下に髭が長い状態だと「寄り線」または「足長クロス」。
始値、高値、安値、終値がすべて同じ値の場合は「四値同事」または「一本線」。
下髭がなく上髭が長い状態を「トウパ」。
上髭がなく下髭が長い状態を「トンカチ」。
上髭が短く、下髭が長い状態を「トンボ」と言います。
- 寄り線(足長クロス)
気迷い状態。相場転換の兆し。または相場の加速。 - 四値同事(一本線)
値が動かなかった状態。様子見の状態の足。相場の転換または、加速する可能性があります。 - トウパ
上髭が長い状態で、上昇しようとして失敗した状態の足。安値圏、高値圏で出現は転換する可能性があります。 - トンカチ
トウパの逆で下髭が長く下降したけど、押し返された足。上昇期待感。安値圏、高値圏で出現は転換する可能性があります。 - トンボ
上髭もあるが、下髭が長い状態。上昇期待感がある中での気迷い状態。安値圏、高値圏で出現は転換する可能性があります。